当団体は、災害時の人命救助・物資輸送・ボランティア派遣・復興支援等を行うことを目的としています。

FMいわき主催【ボクとわたしとオーケストラ】
~音の輪でつながろう♪~

2016年2月26日

 五回目コンサートが2/26にいわき市アリオスホールで開かれ、そのお手伝いに、今年もゲットライブリー6名でボランティアに伺いました。

 このコンサートは東日本大震災後2012年2月、東京交響楽団の皆様の発案に、FMいわきの皆様が賛同されて始まった、いわき市内の小中学生の方を招待して開かれる 「復興支援コンサート」です。


 避難されて来ている方々の多いいわき市では、色々な困難がありますが、児童・生徒の皆さんが心から楽しめる様にプログラムが工夫されているこの演奏会は大変好評で、ホール定員と、市内の児童・生徒の皆さんの人数の関係で一年にお招きできる学校には限りがあるので、以来毎年継続してコンサートが行われています。

 ゲットライブリー・メンバーは、バスの発着所とホール間の小中学生の皆さんの誘導、または受付での歓迎と入場時の手指の消毒のお手伝いをさせて頂きました。


 お会いした、どの児童・生徒さんも本当に輝く笑顔で、とても気持ち良い挨拶をして、入場されていました。

 そして、どの演奏曲も本当に素晴らしかったのですが、全員合唱のビリーブでは、午前には小学生らしい純粋な歌声が、午後には、さらに中学生らしい美しい歌声が響いて、本当に感動しました。


 帰りに「演奏会は楽しかった?」ときくと、「はい、とっても楽しかったです‼」と答えて下さり、本当に演奏会を満喫できたことがひしひしと伝わり、また、帰りのバスでも、惜しみ無く手を振って下さって、一同が大変心洗われる一日となりました。

 この素晴らしいコンサート開催や、実行にご尽力された方々に心からの敬意を表しますし、私たちもまた、少しでもお役に立てたなら、本当に光栄な事です。 来年からも継続される、このコンサートのお手伝いにまた、いわき市に戻って来たいと心から思います。

 なお、前夜21:30に新宿から出発したメンバーは、夜のうちにいわき市に到着しましたが、楢葉町からいわき市に避難されている、建築設計士の松本さんのご厚意で、松本さんが建てられたお洒落な小屋で昨年に引続き宿泊させて頂きました。


 松本さんは、薪ストーブを炊いて待って歓迎して下さっただけでなく、大震災直後の貴重な体験談と教訓を私達にお話しくださり、その内容に改めて身の引き締まる思いでお話をお伺いして、大変勉強になりました。

 私達の力にも当然、限りがあるのですが、こういう人と人との絆を大切にしながら、私達の力でできる範囲のボランティア活動を考えていきたい、と思いました。