当団体は、災害時の人命救助・物資輸送・ボランティア派遣・復興支援等を行うことを目的としています。

いわき元気村プロジェクト 〜山頂に向かう希望の道を作ろう!〜

 2014年5月24日

今回の主な作業は山頂展望台(予定)に通じる道の整備です。これまでも山道の整備をしてきましたが、今回はいよいよ、山頂まで開通するのでしょうか!? (^o^

■ 牧場入口から元気村への近道作り

手付かずだった牧場入口付近の草を刈取り、牛舎の前を通らない近道を作りました。


完成したら、牛舎にいる牛や犬たちのじゃまをせずに、牧場内の元気村に入れるようになります。^^

■ じゃがいも畑の雑草取り

雑草がじゃがいもの根っこや茎に複雑に絡んでいて、よりわけが難しかったー!^^;


■ 山道の整備

いよいよ、山頂への道の開通作業!
山頂へ向かう人と山頂から下る人が声をかけ合って草刈りを進めます。
そして、最後の難関、山頂付近の竹やぶが、壁のように立ちはだかります。集中度が高まる!




白テープを木に巻き付けて、次回作業時に道であることが分かるよう、目印をつけて行きます。

 

■ 山頂への道が開通!

山頂への道がついに開通!
頂上には大きな岩があるのです!
次回からは見晴らしをよくするために、岩の周りの木のを切って行きます。
この岩は仮に「みはらしの岩」と名付けました。^^


牧場主の上遠野さんに、頂上を見てもらいました。
とても嬉しそうに「やったね〜!」と繰り返す上遠野さん。思わず涙ぐみそうになりました。。・゚・(ノД`)・゚・。



■ 憩いの広場

山道の入口付近は、木々に囲まれた広場のようになっています。簡易テーブルとベンチを設置してみました。
涼しくてとても気持ちがいい素敵空間!ここで、みんなでノンビリしたり食事したりできますね!すごく楽しみ〜!^^



山道は開通しましたが、まだまだ歩きにくいところも多く、訪れた人たちが通れるようにするには、まだまだ整備が必要です。^^;
次回もやること盛りだくさん!がんばります!( ´ ▽ ` )ノ

※勿来にお住まいの田子さんからお昼の差し入れがありました。田子さん、ごちそうさまでした。( ´ ▽ ` )ノ


名取市閖上側溝捜索、いわき元気村牧場整備

 2014年5月9日〜5月11日

5/9の夜に宮城県に向かい、2日間のスケジュールで閖上側溝捜索といわき元気村牧場整備を行ってきました。

■ 名取市閖上側溝捜索

閖上地区は、震災の津波で約750人が犠牲となった地域。
今秋には復興のための土地区画整理が開始される予定のため、着工前に行方不明者捜索を行って欲しいとの声が上がっています。

側溝捜索は、石巻・南三陸エリアを中心に被災地支援を行っている団体、STEPさんが継続的に行っている活動です。

ゲットライブリーでは、ご家族・ご親戚の方々の最後の願いを少しでもお手伝いできればと思い、捜索支援活動に参加してきました。


3年間埋まったままの側溝をひたすら手作業で掘り起こし、大切なものが埋まっていないか、ご遺骨が埋まっていないか探しました。


この日は日差しが強く、気温も高かったのですが、涼しい風が作業の味方になってくれました。

食器、調理器具、工具、ガラス、会員証、ビデオデッキ、ラー油、、、出土する品々は、想像していたよりもずっと、生活感がリアルに伝わってくるものでした。

活動成果はSTEPさんのホームページにアップされると思います。
STEPの皆様、西本願寺の皆様、参加された皆様、大変お世話になりました。
お疲れ様でした。




■ いわき元気村牧場整備

冬に草を刈取ったところにも、もう新たな草が生えてきました。早めに刈取ります。^_^;
整備作業で人が頻繁に立ち入っているためか、以前のように鬱蒼と繁ることは無いようです。

牧場の風景はもう夏です。

整備中のピクニック場に通じる道に放置されていた鉄のポールを、手渡しで片付けていきます。これが見た目より重いのです。^_^;

虫が姿を現しはじめました。
蝶やハチも牧場に咲く花から花へと飛び回っています。写真はてんとう虫。^^

前回に続き、山道を整備しました。白いテープは道を示す標。
次回はいよいよ山頂を目指します!

今日は、牧場主の上遠野さんが、よく笑っていました。
活動を始めてから、こんなによく笑う上遠野さんを見るのは初めてでした。
その笑顔を見ていて、活動を続けて本当によかったと思うのでした。

女川町、熊野神社例大祭

 2014年5月2日〜5月4日


女川町熊野神社例大祭へ参加してきました。
好天に恵まれ、総勢150名で交代しながらお神輿を担ぎ、町内をねり歩きました。

御神輿はとても重く、音を上げそうでした。
それでも、道々で神輿を迎えてくれる地元の笑顔を見て、辛さは吹き飛び、祭りを盛り上げよう、東北を盛り上げようと、力が湧いてくるのでした。

地元の方々と共に例大祭を盛り上げ、楽しい時間を過ごせたことに感謝いたします。
女川町のみなさん、本当にありがとうございました。( ´ ▽ ` )ノ





例大祭のはじまりです!

「チョーサイ!チョーサイ!」神輿のかけ声が響きます。

神輿を担いで坂を一気に駆け抜ける様は圧巻。
四日市諏訪太鼓「龍雅」の方々も応援に来てくれました。

いよいよ祭りもクライマックス。
200段の階段を駆け上がる神輿は、そのまま天に上っていくようで神秘的でした。

例大祭翌日。
おちゃっこクラブ、かまぼこの高政、マリンパル女川でおみやげ購入。みなさん素晴らしいお客様です。^^
おちゃっこクラブでは、震災の記録に見入っていました。
高政の工場見学では、かまぼこが次々とできていく様子に、みなさん興味津々。^^

津波により壊滅的な被害を受けた荒浜へ。祈りの像と献花台に手を合わせました。
バスの中では杉本氏が、自らの震災の経験を語りました。杉本氏の想いはそれぞれの心に響きました。私は「生き延びよう」と、強く心に想いました。

例大祭、そして荒浜での体験は、忘れられない想い出として残ったことと思います。
震災を忘れずに、そして共に生きて行きましょう。( ´ ▽ ` )ノ






お便りをいただきました。


5/3女川町熊野神社例大祭に参加してくれた方からメッセージを頂きました。
ご本人の許可を得てこの場に掲載させて頂きます。
皆様のご協力で実現できたことを心より感謝いたします。
ゲットライブリー 浅野勲

浅野さま
杉本さま
ゲットライブリーの皆さま

こんにちは。
女川の神輿担ぎに参加させていただきました、○○です。
その節は、大変お世話になりました。

すぐに御礼のメールをしようと思っていたのですが
今になってしまい、申し訳ありません。
あれからもう10日が過ぎようとしています。
ほんとうに、あっというまですね。
女川での2日間はとても濃くて、私なりにたくさんのことを感じました。
日々の雑多な出来事の中で、この想いや記憶が風化されてしまわないように、
ひとつずつ心に留めて今後に活かしていきたいと思います。

今回、「ボランティア」という名目で参加させていただきましたが、
自分があそこで何か役に立てたというよりは、
私自身が多くのことを学ばせていただいたという気持ちでいっぱいです。

「何かしたい、でも、何をしたらいいのかわからない」
日本人の大半が、そんなもどかしさを抱えて動けずにいると思います。
何をしようとしても、「傲慢なのではないか」「偽善なのではないか」
「空回りして結局迷惑をかけてしまうのではないか」…
そういう自問自答が始まってしまうと、「何かしたい」という感情を
上手に表現する方法がなかなか見つけられなくて。

今回の神輿担ぎ募集を見つけたときは、本当にうれしかったです。
今年の3月11日の夜、寝付けずに布団の中でスマホをいじっていて、
「これなら私も!」と思いました。なんだか、「めぐりあい」という感じでした。

「一緒にねり歩くだけでOK! 女性・お年寄り大歓迎!」
「お祭り大好き、東北好き、ただ行ってみたいな~って方、出番が来ましたよ~!」
このコピー、行く前に何度も何度も読み返しました。
「遊びにおいで!」と言ってくれる場所に、「遊びにきたよ!」って
私も行っていいんだよね?って、確認するような感じで。
「何かしたい」の「何か」を、やっと探し当てたような気がしました。

ただ、申し込んだあと、参加されるのは男性ばかりかなと心配になってきて
「こんな非力なオバちゃんでもホントにいいのかなあ」とドキドキしてましたが…
(浅野さん、お電話ではゴネてすみません(^-^;)
実際に行ってみたら女性の方も多くて、女神輿もあって安心しました。
現地の方だけでなく、同じ関東から来たボランティアの方々と
個人的に深いお話ができたことも、大きな収穫でした。

ずっと立ちすくんでいた私に、宮城まで足を運ぶ機会を授けてくださって、
本当にどうもありがとうございました。
正直、私は宮城には縁もゆかりもありませんでした。
でも今回訪れたことで、私にとって宮城、女川は特別な場所になり、
そして、大好きになりました!
空がきれいで、花がきれいで、タイルアートが素敵で、
海の幸がおいしくておいしくて。

神輿が通るのを嬉しそうに待っていらっしゃって、
家から出てきてくださった方々と笑顔と笑顔を交わすことができて、
それだけで「ああ、来てよかった!」と心から思いました。
私が触れることのできた風景は被災地のほんの一部ですが
東北の方たちに笑っていてほしい、と、今はただそれだけを願っています。


それから…
バスに乗ってすぐの、浅野さんからのご説明がすごく印象的でした。
写真撮影について、そして現地の方との会話についての注意事項です。
とてもとても、大切なことだと思います。
今の日本で見落とされがちな部分ではないかとあらためて思いました。

そして杉本さん。
感謝の気持ちを、どう言葉に置き換えればいいかわかりません。
バスで語ってくださったあの時間を思い出すたび、心に響いてきます。
貴重なお話をありがとうございました。
お話するのもつらかったと思います。杉本さんが伝えてくださった想いを決して無駄にしない生き方を、これからしていきたいと思います。


なんだかすごく長いメールになってしまいました。
御礼を言いたかっただけなのですが、こらえきれずすみません。

またの機会に、ぜひみなさんと再会できますよう!
その日がくるのを楽しみにしています。

本当に、ありがとうございました。